湘南エリア屈指の絶景ビューポイントの披露山から、なぎさふれあいロードと呼ばれる逗子海岸をのんびり歩き桜山古墳を訪ねるウォーキングコースを歩いてみる。　
酷暑の夏が過ぎようやく過ごしやすい気候となったが雨の日が多く、今回も小雨の中のスタートとなってしまった。　始発と安心して待つが時間を過ぎてもバスはなかなか来ない。　「始発なのにどうかしたの？」と電話をすると「渋滞でして、すぐそこまで来ている」との返事で結局２０分遅れとなった。　バス停から車道を進み住宅地の裏道を抜け、大崎公園に向かい湘南のビバリーヒルズと言われる披露山庭園住宅地に入る。　豪邸が立ち並ぶ住宅地は外国のリゾート地のような雰囲気、比較的小さめのお買い得の家でも２億以上するとか。　大崎公園は海に突き出た岬の突端にあり、好展望の景勝地、前回来た時は明光風靡な爽快感を味わえたが、今日はその雰囲気は感じられない。　小雨のせいもあるが、今は樹木の手入れはされておらず雑草も生い茂り、「秋の雲尾上のすすき見ゆるなり」と刻まれた蘆花の碑もひっそり佇んでいるようにも見える。　住宅地の豪邸を眺めながらぶらぶら歩いてゆくがひっそりとした住宅地からは人の気配がまったく感じられず「別荘として利用？」の声も聞こえる。　右手の疎林の中の階段を登って行くと披露山公園に出る。高さ１００ｍの台地にある公園は、その昔源頼朝が家臣に献上品を披露したと言われ、近年では海軍の砲台があったところで、展望台からの眺めは素晴らしく、相模湾に浮かぶ江ノ島の背後に富士山や伊豆箱根連山、そして大島も望める「かながわ５０選」に選ばれるほどの湘南屈指の絶景も今日は見る事が出来ない。　園内には猿園、水鳥園や休憩所もあり子供達や家族連れで賑わっている。
公園脇の山道を下り「不如帰のヒロイン片岡浪子」に因んだ浪子不動に下り、海面に立つ「不如帰碑」を眺める。　ようやく雨の上がった国道沿いを進み逗子海岸の砂浜におり、磯の香りを楽しみながら波打ち際をのんびり歩く。　色とりどりのウインドサーフィンが浮かぶ海辺を登山靴にリュックと言う格好でゾロゾロ歩く姿はどう映る？なんて面映ゆい気がしつつも、さくら貝を見つけながらぶらぶら散歩を楽しむ。　文学記念碑「太陽の季節」で記念写真を撮り再び国道に戻る。　これから蘆花記念公園を経て桜山古墳群の予定だが、昨夜からの雨で急な階段と滑りやすい林の中の道、その後の草と笹が茂る下り坂を考慮して、渚橋の先からバスで帰る事とした　。どうもこのところ雨降りが続く、今まで晴れ男として胸を張っていた相棒“Ｎさん”がどうも雨男になりつつあるのだろうか？来月の鎌倉�「天園」の天気に期待してみよう。　

　　

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お疲れ様でした
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　